• 筑紫野市F様SR400、エンジン修理。その2

     

     

    北九州市、N様より頂きました。

    いつもありがとうございます、ご依頼頂いています「アレ」もう一回行います。

    もう少しお待ちください、宜しくお願い致します。

     

    頂いた「赤兎馬」を自宅に持ち帰り嫁様に報告。

     

    「何でアンタがそんなに貰えるん?」

     

     

    「念を送るんだよ!  念を。」

     

     

     

    筑紫野市F様SR400のカーボン…。

    ガラスビーズのブラストでは落ちません、、、地道に。

    柔らかくなるように溶剤を用いましたが効果なし…。

     

     

    マニホールド側は修正しました、燃焼室はブラストでOK。

     

     

     

    スタッドボルト取り付け部修正、スタッドボルトを立てました。

     

     

    カーボンを確り落とさないと「バルブタコ」が外れるのです。

     

     

    オーバーホールであれば「シートカット&バルブリフェース」ですが今回は修理。

    オイル消費を抑えるのが仕事。

     

     

    ようやく見つけ出したスタンダードサイズのピストンリング、OILリングです。

    合口隙間は0.75ミリでした。

    オーバーホールであれば交換、もしくはオーバーサイズピストン投入したくなります。

    今回は修理。

    友人から借りているSR400デス、

     

     

    ピストン交換をしない、ココでおおよその修理金額が判りました。

    クラッチ操作がかなり重かったのでF様にご連絡。

    クラッチスプリング交換指示を頂く。

     

     

    シートチェックボールの確認をしたかったのですよ。

    交換です、¥610(税抜き)

     

     

    ココ迄抑え込むには結構な力が必要。

    無駄な力を使っていませんか?

    面白そうなので2種類のスプリングをお店のテーブルに置いておきますね。

     

     

    ヘドロの付着が多かったのでボスを取り外し洗浄。

    規定トルクで取り付け。

     

     

    交換前のステムシールはバルブガイドの上でクルクル回る状態。

    ココのシールはバルブが上下に動くための適量なオイルを潤滑させる役割。

    シールが劣化して適量以上のオイルを落とすのがOIL下がりですよ。

    ゴムなので乗っていても乗らなくても自然に劣化します。

    乗らない方が痛むのが早い。

     

     

    シリンダーヘッド組み立て。

    キャブレター取り付け部のインシュレーターも交換。

     

     

    カムシャフトは油膜切れで逝っちゃいました…。

    中古カムシャフトに交換、ロッカーアーム側は修正。

    意外と中古のロッカーアーム、持っていないのです。

     

     

    エンジン始動直後に空ぶかしする方がいらっしゃいます。

    SRのカムシャフト、オイル溜まりが浅くカムは浸かっておりません。

    月に数回しか乗られない方は空キックを数回したほうが良いカト。

     

     

    エンジン修理完了。

     

     

     

    つづく