• 中古車DT250再生、その1

     

    親戚から苺を頂きました、大変美味しゅうございます。

     

     

    1977年式、DT250再生。

    およそ20年間は動かしていなかったと思われるコチラの車両は41歳。

    最後に走行したのは20世紀末?

    整備前ですが新オーナー様は決まっております。

    新オーナー様に 「幾ら位で購入したいですか?」 とお尋ねしました。

    オーナー様のご希望購入金額、全体のバランスを考慮して整備に取り掛かりましょう。

     

     

    ガソリンタンク内はこの様な感じ。

    錆は殆どありませんが洗浄します。

     

     

    41年前のゴムダンパー、弾力もあり仕事をしております。

    今のゴムときたら、、、原材料の違いでしょうか?

     

    エアエレメントはそれ程汚れてはおりませんが、劣化してボロボロと崩れる。

    交換です。

     

    当時物のサービスマニュアル片手にギアオイル交換。

    解いた部品類、少しずつ手お入れて行きマス。

     

     

    先ずはキャブレターO/H、混合ガソリンを作りエンジン始動。

    無事エンジンは掛かりました。

    エンジン始動3日前からプラグホールから添加剤&オイル注入、そして気付けば空キック。

    OILリングとスリーブを痛めない様に。

     

     

    外にあるスクーター(BWs100)が新しく代車に加わりました。

     

     

    エンジンが掛かれば次は足回りの整備。

     

     

    固着したボルトが在るのは仕方ありません。

    地味に時間が過ぎて行く。。。

     

     

    水洗いはしておりません、整備点検で部品を丁寧に拭いていく程度。

    やっぱ材質なのかなぁ、思ったより綺麗になる。

     

     

     

    再生整備の指標はメーターです!!

     

    コチラのメーターの 「ヤレ具合」 を基準に全体的な見た目バランスを決めて行きます。

    日に焼けた文字盤は「メーターレストア店」で再生する事は可能、お値段が中々の物…。

    ピカピカにレストアするのも良いですが、程良いヤレ具合も捨てがたいですね。

    新オーナー様は後者、所有するモーターサイクル3台は全て昭和製。

    一度に全てを進めるのもアリです。只、整備をしても旧車、走り始めると膿が出て切る事も。

    先ずは走る状態に持って行きましょう。

     

     

    スイングアーム整備終了。

    次はフロント廻りの整備。

     

     

    ステムベアリング交換。

     

     

    ステムブラケット上下。

     

    フロントフォークオイルシール等交換。

    ついでにアウターチューブをガラスビーズブラスト。

     

    コーションラベルを剥がし忘れておりました。

    昔のクリヤー塗装は品質が良いですね、剥離剤を使用しないとブラストに時間が掛かります。

     

     

    なるべく純正ボルトを使用したいので解いた後に真鍮ブラシで磨く。

    仕事というより「趣味の領域」に近い気がします。。。

    バイク整備や磨きは趣味ではありませんが。(笑)

     

     

     

    メーターケーブル固着。。。ギアはスムーズに動いております。

    つづく