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当店在庫SRX-6。
現車確認する事無く、城南区I様からご購入申し入れを頂きました。 ありがとうございます。
宇美町に在る倉庫に引き上げ、ご希望頂いた仕様に向け整備に取り掛かる。
先ずはメーターから。
CRS2連キャブ点検、交換が必要なパーツ全ては在庫しておりませんでした。
パーツ注文。
エンジンオーバーホールに取り掛かる、腰上です。
ヘッドカバーボルト全てに浸透潤滑剤塗布、注意しないと舐めてしまう、固着もある。
社外ピストン。
カムシャフトはまさかのヨシムラST-3!
30数年前、SRXにはメガサイクルばかり組んでいました、ST-3初めて見た。
多分メガサイクルの方がハードなハイカム、仕様も何種類かあった。
SRX、SR共に社外オイルクーラー取り付け時に同封されているステンレスボルト。
固着防止をしていないと厳しい事になる。
ピストンは純正と同じ96パイ。
ピストンの状態も悪くは無い、只シリンダーホーニングはした方が良いかと。
ホーニングしても規定クリアランス内に収まれば良いですが
ピストンリング張力が低下すると、エキスパンダーが開く。
走行距離はそれ程でも無さそう
SRと違い、エンジンを降ろさなくても腰上を分解できるのは良い
只、エンジン重量はSRの1,3倍位でしょうか。
ヨシムラ強化バルブスプリング
プラグホール周辺に小石等が入り込むのがSRX,構造的に仕方ない。
プラグ点検時、事前にエアブローしたい。
ヘッドガスケットとの隙間がスキッシュエリア。
SRX-4と6はバルブ径が違い、600の方が大きい。
400から600にスープアップ時、通常はヘッドも600用に交換。
400ヘッドに600用バルブを入れたとき、燃焼室容積を合わせる必要がある。
先に容積を合わせた後に、600バルブを入れる加工を施した400ヘッド。
私のブラック・タイガー号の物です。 海老ではない。
自分のだったので燃焼室追加工は面倒でやっていない
ポートはこんな感じ。
この手の加工、3桁は行いました。 当然今でも加工は出来ます。
お安くはありませんが。
ノーマルポート。
インシュレーター劣化がありますね、内部がひび割れ出してます。
インシュレーター、1個約1万円也。。。
ステムシール劣化によるオイル下がり、ゴム部品なので仕方ない。
気になる方、プラグを少し緩めて針金等でプラグ座面周辺をかき回し、エアブロー。
エンジンを降ろす。
ワイセコ社。
今現在、正規輸入元は取り扱いを止めています。
再開してほしい。スーパートラップも。
エンジン下回りの清掃に取り掛かる。
リアサス、オーリンズ取り外し。
純正サスペンション、廃棄しなくて良かった。
つづく