• SR400、中古車整備。

     

    バルブにカーボン噛みでエンジン始動不良のスクーター修理。

    消耗したプラグ交換、予算をオーバーするのでエアエレメントはスルー。

    引き渡し時に早いうちに交換した方が良いとお知らせ。

    このままの状態だと再度カーボン噛みを起こす可能性が大だと。

     

    あれから約3週間、、、まぁご自分のスクーターですから…。

    何度も再発するとエンジン分解の必要が出てきます。。。

     

     

     

    13ヶ月前に下取りとして買い取らさせて頂いたSR400。

    中古車整備に取り掛かります。

    コチラの車輛は以前当店にて販売させて頂きました、それから約5年強。

    昨年も当店でSR400ノーマルスタイルをご購入して頂きました。

    ありがとうございます。

    オイル消費が出ておりましたのでエンジンを。。。

     

     

    降ろしました。

     

     

    分解時にエアガンでピストンに付着したカーボンを飛ばす。

    13ヶ月エンジンを始動しておりません。

    乗らない時期が長いと、ピストンヘッド等のカーボンが剥がれ落ちる事も。

    頻繁に乗っていてもそうなる事もアリマス。

    剥がれたカーボンがバルブに挟まると圧縮が低下でキックしてもスカスカ…。

     

     

    当店車両なので割愛しますがオイル上がりではありませんでした。

    只、クロスハッチが消えかかっている所もあります。

    ボーリングしたほうが良いでしょう。

     

     

    オイル消費の原因はバルブステムシールの劣化でした。

    ゴムパーツですからね、経年劣化。

     

     

    スタッドボルトは交換。

     

     

    平成26年10月に手を入れたスイングアーム点検。

    必要な部品は交換します。

     

     

    清掃&グリスアップ

     

     

    新品ピストン&リング入手でシリンダーボーリング。

    次のオーナー様は慣らし運転が必要です。

     

     

    燃焼室やポートのカーボンも清掃済み。

    バルブすり合わせ等も勿論終えております。

    最近同業者のブログで知りました。

    新車レースベース車両をソチラのお客様が購入、エンジン始動なしで入庫。

    メーカーも推奨している様です、「レース車輛の新車エンジン点検」。

    分解してみると「バルブ擦り合わせ」は無し…。

    規定トルクでセオリーどうりに組む、エンジンの回りが軽くなった! と。

    レースベース車両であっても組み立てレーンではインパクトなのでしょうか?

     

    エンジンを載せた後にはブレーキ廻りの点検&整備。

     

     

    マフラーは再塗装ついでにグラスウール交換。

     

     

    油圧計を取り付け、エア噛みが無いか確認。

    OK!

     

    20分位このまま。

     

     

    フロントフォークオイル点検、オイル交換。

    ステムベアリンググリス入れ替え等。

    お値段以上の?仕上がりになっていると思います。