• 城南区H様XT500、ギア抜け修理。

    コロナ禍、、、部品納期が予測と言うか何というか。

    整備に取り掛かる順番、、、読みにくい。

    柔軟に対応しようとしておりますが何とも難しい。

    楽しく整備 を心がけております。

     

    2011年3月11日、多分と思い検索する、やはり今日と同じ金曜日でした。

    ラジオで違和感を感じそれから自宅に戻りTVを見ていました。

     

     

     

    城南区H様XT500、昨年春先に他店様で購入されました。

    それからチョコチョコ見させていただきました。

    今回は4速から5速間での頻繁なギア抜け修理ご依頼を頂く。

    ありがとうございます、画像多めの為に飛ばします。

    オーナー様にはお店でご説明。

     

     

    カムチェーン調整ナット、タガネで叩いた形跡。

    プラグビュアーはSR用に変更、部品は廃盤なので仕方ありません。

    ヘッドボルトは手で緩む状態、良くオイルが滲まなかったなぁ。

     

     

    共振音ラバーはそこに入れないで!

    OIL下がり症状で「ステムシール」だけ前回交換したのかな?

    ヘッドガスケットは「苦手なメーカー」の社外品。

    ノーマルボアなので「純正」を使った方がお安いし安心。

     

     

    バルブリフェース&辺り面修正は外注さんに。

     

     

     

    今回はこのまま再使用します。

    オーナー様には説明済み。

     

     

     

    オイルポンプは分解点検する、ガスケットもいれます。

    XT500はオイルポンプ・ガスケット設定はありません。

    その後のSR500では「気密性」の為に

     

    オイルストレーナーを見ると、それ以前のエンジン使用模様?が何となく。。。

     

     

     

    ギア抜けの原因「シム・ドライブアクスル」¥490也。

    ¥490の部品を交換するには一万円が何枚か必要です。

     

     

    社会にデビューした時には0,5ミリ厚あったのに。。。

    社会の荒波やオーナー様のオイル管理の影響で、、、0,1ミリに…。

    社会の歯車の「間に」挟まれる「シム」の。。。

     

     

    ケースカバー合わせ面には液体ガスケット、かなり枯れておりました。

    こちらからのオイル滲みもあるかと想像できます。

    製造から45年以上、今がお元気でも何が起きるかがわからないのが旧車。

    そこを理解して所有される事をお勧めします。 H様はご理解されているようです。

     

    お客様から昭和40~50年代の旧車に乗り換えようかと思います。と

    多分、修理や故障がしばらく続くかと思いますが、諦めない覚悟で!!

     

     

     

    シール等は「メーカー在庫」が在るうちに!!!

     

     

    メーカー廃盤のドライブスプロケット「裏」スペーサー。

    SR500とは寸法が違います、新品在庫在り交換。

    このカラー内Oリング有りで交換。

    旧車、消耗品等はメーカー在庫が在るうちに入手された方が良いかと。

     

     

     

    組付けが上下逆さまなので修正。

    こちらの部品もかなりい高い。

     

     

    各部チェック&必要な部品交換。

    一番下のゴムガスケットはケース内OILライン上の物です。

     

     

    2速ギア合わせで腰下整備終了。

     

    つづく