エンジンのオーバーホールの目安として簡単に説明すると、
1. オイル交換時に2リットル(SRの場合)より明らかに少ない量でしか出てこない時、
2. キックをする力が以前より明らかに少ない力で踏める時
の二点です。
オイル量が減っているのはエンジンがオイルを必要以上に消費しているからで、キックが軽くなるのは圧縮が抜けている証拠です。
始動時にマフラーから白煙が出るのも、オイルを必要以上に消費している目安です。
次に、オイルゲージでオイル量を確認する時は、ゲージのレベル内にオイルが入っていなくても心配ありません。
レベル外だったのでオイルを追加補充すると、ブリザーよりオイルが吐き出されます。
オイルゲージは目安であり、本当にオイル量を確認できるのはオイル交換時に出てくる古いオイルの量です。
またここで、オイル量で油量を確認するときにゲージ下部、もしくはゲージにオイルが確認できない場合の多くはオイル通路上にあるオイルシール(シートチェックボール)の劣化によるエンジン内におけるオイル漏れやにじみが多いです。
オイルシールの劣化による問題は、油圧の 低下による潤滑不良です。特に後付オイルクーラー等を装着するときは、オイル通路の延長になり若干の油圧低下になるのでここは点検しておきたいパーツです。
以上は一般的なオーバーホールの見方でこれが全てとは言えません。
ここで書いているオーバーホールとは、故障ではなくパーツの消耗、劣化によるものとしておきます。消耗、劣化による症状が表れてきたら人の病気と同様に、早期発見・早期治療が金額的に安く済むケースがほとんどです。放っておいたら治らないどころか悪化するだけで修理代も高くつきます。
オーナー自身、自分のSRの異常に気が付いたら早めにバイク店で見てもらったほうが良いでしょう。
SRには、400ccと500ccがありますが、この二つの大きな相違点は、ストローク(ピストンが上下に移動する距離)が500のほうが長いという位でピストンの大きさ〔外径〕は変わりません。圧縮は400のピストンの方が500のピストンより少し高めです。
要は、400の排気量を500に上げようと思えば、クランクシャフトアセンブリを交換するだけでOKです。
エンジンの性格を決定するパーツは、主にクランクシャフト、カムシャフト、ピストン等ですが、パーツの選択は、信頼のおけるバイク店で説明を聞いて購入もしくは組み付けをしてもらった方が良いと思います。
SRのエンジンをチューニングすることで、自分が何を求めているのか?最高速か?全体的に上昇するパワー&トルクに対する乗りやすさか、それらは組み合わせるパーツによって、かなり異なってきますので、パーツの選択は慎重に行うのが良いでしょう。
エンジンの排気量・馬力・パワーの特性は個々のユーザーの好みで、どれが良くどれが悪いというのは基本的に無いと思います。料理の味付けと同様、自分が1番好きな仕様を探してください。
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price:\152,250〜 |
純正400クランクピン位置を変更。ストローク量67.2mmからSR500と同じ84mmにし、クランクウエイブも500同様、外周をカットして軽量化。コンロッドはストロークアップに伴い500純正に組み替え。SRの原点でもある500cc仕様にして、ハイコンプピストン、ハイリフトカムetc組込、速いSRを造りあげることも出来ます。
エンジン脱着、クランクAssy純正500用組込、各パーツ洗浄クリーニング、希望により純正ピストン交換、ガスケットセット交換、オイル・オイルフィルター交換、各部組込 etc.
※純正ピストン交換は |
400純正ピストン 圧縮比 10.5:1
500国内純正ピストン 圧縮比 8.3:1
500ドイツ純正ピストン 圧縮比 9.0:1 |
鍛造ピストン |
ワイセコ Φ87.5mm〜Φ90mm
コスワース Φ90mm、JEΦ91mm etc. |
ハイリフトカムシャフト |
メガサイクル、ヨシムラ etc. |
ケイヒンFCRキャブレター |
Φ35mm〜Φ41mm
ファンネル、パワーフィルター、純正エアクリーナーボックス各仕様あり |
モリブデンコーティング(WPC処理) |
ピストン、カムシャフト etc. |
ポリッシュ |
クランクケースカバー etc. バフ仕上 |
ファイナル変更 |
520サイズチェーン、F・Rスプロケット 交換 |
500クランクとピストン
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price:\158,000 |
ノーマル400クランクウェイブを3kg軽量化! バランスファクターによりバランス取りをし振動も軽減。軽量クランクとショートストローク・ノンバランサーエンジンは、ハイレスポンスで特に高回転域では素晴らしい伸びがあります。S-RZと言っても過言ではないSRの新フィーリングエンジン。
エンジン脱着、クランクAssy分解、クランクウェイブ軽量加工、クランクAssy組立、クランク芯出し、シリンダーヘッド面研加工、各パーツ洗浄クリーニング、ガスケットセット交換、オイル・オイルフィルター交換、各部組込 etc.
鍛造ピストン |
ワイセコ Φ87.5mm〜Φ90mm
コスワース Φ90mm、JEΦ91mm etc. |
ハイリフトカムシャフト |
メガサイクル、ヨシムラ etc. |
ケイヒンFCRキャブレター |
Φ35mm〜Φ41mm
ファンネル、パワーフィルター、純正エアクリーナーボックス各仕様あり |
レーシングオイルライン |
¥18,000〜¥30,000 |
モリブデンコーティング(WPC処理) |
ピストン、カムシャフト etc. |
サンドブラスト |
半光沢、光沢、ウェット etc.各仕上 |
ポリッシュ |
クランクケースカバー etc. バフ仕上 |
ファイナル変更 |
520サイズチェーン、F・Rスプロケット 交換 |
* 純正400クランク軽量加工いたします。
* 軽量クランクAssyの販売も行なっています。
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price:\315,000 |
SRXエンジンの基本設計は600ccです。排気量アップに伴う耐久性低下は、SR同様純正パーツの組合せでは皆無に等しいと言えます。販売中止から歳月も経ち、走行距離も多くなったエンジンを、オーバーホールも兼ねたプランはいかがでしょうか。
エンジン脱着、シリンダースリーブ入替、クランクケース穴拡大、シリンダーヘッド加工(バルブシート入替、燃焼室加工、IN・EXポート拡大加工 etc.)、クランクAssy・バランスウェイト純正600用に組込、IN・EXバルブ純正600用に交換、クラッチスプリング交換、ガスケットセット交換、オイル・オイルフィルター交換 etc.
鍛造ピストン |
ワイセコ Φ87.5mm〜Φ90mm
コスワース Φ90mm、JEΦ91mm etc. |
ハイリフトカムシャフト |
メガサイクル、ヨシムラ etc. |
ケイヒンFCRキャブレター |
Φ35mm〜Φ41mm
ファンネル、パワーフィルター、純正エアクリーナーボックス各仕様あり |
モリブデンコーティング(WPC処理) |
ピストン、カムシャフト etc. |
サンドブラスト |
半光沢、光沢、ウェット etc.各仕上 |
ポリッシュ |
クランクケースカバー etc. バフ仕上 |
ファイナル変更 |
520サイズチェーン、F・Rスプロケット 交換 |
SRXエンジン
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